home > トレーサビリティ体系図とは > トレーサビリティ体系図の基本的な構図
トレーサビリティ体系図の基本的な構図
トレーサビリティ体系図を記すときにまっすぐ縦に上より下に、あるいは横にして左より右に対して校正のいきさつを線によって結び付けます。
上あるいは左の元となる所に書かれるのは国家計量標準になります。
下あるいは右に対して書かれるのは、対象になる測定器になります。
体系図につきましてはその間どういった標準があるのかを記しています。
国家計量標準のその次は特定二次標準になります。
特定二次標準に関しては対象になる測定器によりまして無いものも見受けられます。
次いで書かれるのは実用標準と言われています。
外の校正機関に対して委託をした際に校正標準という形で活用されるものになります。
それからは、自分の会社内で校正をしているケースではその校正経路を記していきます。
それから最後は下あるいは左に記された校正対象の測定器に結びつきます。
トレーサビリティ体系図の基礎知識
トレーサビリティと言いますのは色々なフィールドで扱われている用語です。
原義につきましてはトレースつまり追跡が可能なこと、要するに行方、或いは中身や構成それから、変更履歴といったものを追跡して確かめられることを言います。
食品、あるいは工業製品そして医薬品といった商品やパーツなどを個別若しくはロット毎に識別して履歴に関する情報を参照可能とすることで生産、さらに加工、流通や販売といった活動に有効活用するシステムを言います。
トレーサビリティ体系図に注目が集まるようになってきたのは、2003年において農林水産省が取り入れた牛肉のトレーサビリティといわれています。
日本産のありとあらゆる肉牛の固体識別を行い、仕入れ、あるいは販売記録を義務化するシステムです。
ここを発端として牛を除いた食品に関しても活動を行うようになりっています。
トレーサビリティ体系図は様々に活用されています
工業生産品のトレーサビリティの築いてきた歴史に関しては戦前に至るまで遡ります。
製番管理などはトレーサビリティの始まりといえます。
製造業においては故障や劣悪品が生まれる原因追究といったリコール対応そして品質管理などの安全管理を目指して個別管理を行っています。
ここに来てサプライチェーンマネジメントの一般化、あるいはリサイクルへの対処などの角度から生産品回収等に迅速に対処するためにトレーサビリティが多種多様な産業に於きまして最も大切な活動になりつつあります。
それに加えて製造プロセスのみならず設計に関する情報に関しても設計トレーサビリティ体系図が出現しています。
他にもITのシステム開発においても導入されるようになっています。
トレーサビリティ体系図のベーシックな用件につきましては、製品管理を明らかにして個々に識別することによって追跡し、遡及できることです。